1,924 research outputs found

    IT ギジュツシャ ノ ショクギョウカン タイプ ト ショクバ テキオウカン ノ カンレン

    Get PDF
    本研究の目的は、仕事の意味を水平的次元から捉え、IT技術者の職業観の保有バランスにもとづきタイプを分類し、職場適応感との関連を検討することにあった。分析に用いたデータは、インターネット調査によって得たものである。国内の企業に勤務する20歳から59歳までのIT技術者を対象に調査を実施し、収集した500件の個票を分析対象とした。分析の結果、IT技術者の職業観タイプは、「高経済的職業観タイプ」「低経済的職業観タイプ」「平均的職業観タイプ」「高職業観タイプ」の4つに分類された。また、個人属性のうち役職だけが、職業観タイプとの関連を示し、課長以上であることと、職業観を高く保有していることの間に正の関連が示された。また、重回帰分析の結果、高職業観タイプと職場適応感が正の関係を示し、高経済的職業観と職場適応感が負の関係を示した。そして、低経済職業観タイプと職場適応感の間に有意な関連はみられなかった

    ショクギョウカン シゴト ノ イミブカサ オヨビ ソシキ テキオウカン ノ カンケイ ソシキ デ ハタラク プロフェッショナル オ タイショウ ニシタ テイリョウ ブンセキ

    Get PDF
    本研究の目的は、組織で働くプロフェッショナルの職業観、仕事の意味深さ、および組織適応感との関連性を検討することにある。職業観の3側面(経済的側面、個人的側面、社会的側面)が組織適応感に直接的に影響を及ぼすプロセスと、職業観の3つの側面が、仕事の意味深さを介して組織適応感に影響を及ぼすプロセスを想定した仮説モデルを作成し、アンケート調査で得られたデータを対象にパス解析を行った。職業観(個人的側面)が組織適応感に及ぼす影響を検討した結果、有意な直接効果は認められなかったが、仕事の意味深さを介して組織適応感に影響を与える間接効果が有意となった。次に、職業観(社会的側面)が組織適応感に及ぼす影響を検討した結果、組織適応感に対する間接効果と直接効果がともに有意な結果となった。本研究の意義は、職業観(個人的側面)と職業観(社会的側面)の、組織適応感に影響を及ぼすメカニズムの違いを明らかにした点にある

    女性就業者の就業意欲と職業観の変化について ― 予備的検討 ―

    Get PDF
    本研究は、就業意欲や職業観の変化について量的研究の実施に向けた要因探索のために基礎的な資料を収集することを目的として行った。就業以前に持っていた職業観と現在の就業状況や職業観について、社会人女性を対象として7名にインタビュー調査を行い、そこから得られたデータから「離職・転職理由」と「学生時代の就業意欲と現在の満足度・就業意欲の関係」に着目して検討を行った。離・転職が就業意識やキャリアに対する内的動機づけに対して多様な影響を及ぼす可能性があること、学生時代の職業観や就業意識の強さ、明確さが将来の就業満足度や意欲に対して肯定的・否定的両面の影響を及ぼし得ることを確認した

    僻地の中学生における職業観形成の特質

    Get PDF
    個人の職業選択,職業的適応の不可欠の要因として,職業観をとり上げ,僻地の中学生におけるその実態を把握して,かれらの職業観形成の要因を探求し,大都市ならびに地方都市の中学生との比較検討により,僻地生徒のそれらの特質を分析して,進路指導における職業観の意義を確認し,かつ僻地における進路指導の問題点を解明した。上述の目的のために,質問紙法,面接法および作文によって,僻地中学生505名,大都市中学生210名,地方都市中学生415名を対象として調査した。その結果,僻地生徒には就職希望者が遙かに多く,希望職業は,かれらの生活環境とは全く異ったきわめて都会的で明るい清潔な職業としてのイメージを与える若干の職業に限定され,ヴァラエティに乏しく,またかれらの大半は郷里を離れて大都市での職業生活を営むことを希望している。また,僻地生徒は,職業知識が貧弱で,職業選択の動機づけや職業情報を教師や学校で得た者は少なく,かれらは一様に経済性重視の職業観を高く評価することが特徴的であり,職業価値意識が低く,職業観が概して未成熟である。各種の希望職業に関する職業観を検討したが,対照群との間で価値のおきどころにかなりの開きがあり,僻地生徒の職業観に歪みや発達上の遅れが見出きれる。上述のことは,いずれも,僻地という生活環境の後進性に基づくものと考えられる。以上のことを従来の研究結果と併せて発達的に考察し,進路指導における職業観の意義についてふれ,さらに職業的適応,職業的満足感を目標とした職業選択のために望ましい職業観を育成することの必要性について述べ,それに基づき僻地において,進路指導充実のためにとくに必要な施策と,その究極の課題たる後進性を除去し近代化をはかるための僻地開発・振興の問題点を学校教育の立場から言及した

    大学生のアイデンティティと職業選択の年次変化-アンケート調査結果の分析-

    Get PDF
    文系コース(教育学部、社会福祉学部、心理学部)の大学生を対象に、職業観とアイデンティティについてアンケート調査を実施した。職業未決定尺度は1年生に比べて2年生で著しく低下し、3年生で回復し、4年生になると最高値となった。一方、自己効力感尺度は1年生が最高、2年生が最低であり、3年生および4年生で回復がみられた。アイデンティティ尺度は3年生が最低であった。これらの結果は、高い職業志向を持って大学に入学するが、2年次で葛藤状態に陥り、学年次の進行とともに理想と現状との折り合いをつけて職業を選択するという変遷を示している。したがって、効果的なキャリア教育を2年次に実施することが重要と思われる

    環太平洋大学の学生におけるキャリア意識の一考察 ― 職業観に関するアンケート調査の結果を通して ⑴ ―

    Get PDF
    In this paper the results of a questionnaire survey made to third year students of the International Pacific University are discussed. This survey has the aim of collecting data to support the basic sense of career and vocational formation in future working paths, career awareness and important factors in decision making. At this point in time, it is difficult to respond sufficiently to the needs of the students. This survey will help to address the state of career education and practice of this university. Also the results will help to improve the career development support for students

    ザイ シャンハイ ヨネンセイ ダイガクセイ ノ シュウショク カツドウ プロセス ショウガイ キャリア ハッタツ ノ カンテン カラ

    Get PDF
    本稿では、1990年代以降の上海経済圏を巡る社会・経済背景を視野に入れつつ、生涯キャリア発達の観点から就職活動を長期にわたるキャリア・サイクルの一段階として捉える点に特徴を有する。先行研究では日本の大学生の就職活動プロセスに関してかなり考察されてきた一方、中国の大学生に関するものは蓄積が少ない。中国では就職活動に関連する社会的背景として、1980年代まで国家統一分配によって就職先が決定された経緯があるほか、戸籍の問題も存する。また従来研究対象としての就職活動は、内定取得を終着点として捉えられる場合が多く、内定取得後も続くキャリア・サイクル全体のなかでの位置づけを重視する生涯キャリア発達の観点から捉えられることは少なかった。 本稿では、在上海四年制大学卒業見込者、大学教職員及び行政職員に対する聞き取りを実施し、キャリア・エントリーに向けた段階における現状と課題を検討する

    児童学科における初年次のキャリア教育 -活動と評価-

    Get PDF
    corecore