英語民間試験導入が断念された理由の1つとして、学習指導要領とテストの評価項目の整合性の問題がある。一方で都立高校入試の一環として実施されているESAT-Jは、その問題を解消し導入されている。それゆえ本稿では、東京都では(1)ESAT-Jと学習指導要領との整合性、(2)ESAT-Jのテストの評価項目についてどのように議論されたのかを、公開されている議事録と資料を中心に調査した。調査の結果、(1)ESAT-Jでは、当時の「英語民間試験に丸投げ」する大学入試の流れが、高校入試にも波及していくのではないかという懸念が会議の中で示されたため、学習指導要領の内容と整合性のある独自のテスト作成に至ったことが示された。(2)評価項目についても、あくまで日本で英語教育を受けてきた生徒を評価するために作成していたことが示された。そのため本稿は、英語民間試験導入を再度検討する際には、ESAT-Jの議論を参照すべきであると示した。departmental bulletin pape
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