“It Is the Woman in Us / That Makes Us Write”: The Typewriter and the Gender of Automatic Writing in the Poetics of William Carlos Williams
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- 沖縄国際大学外国語学会
Abstract
『偉大なるアメリカ小説』(The Great American Novel, 1923)をはじめとする、アメリカのモダニスト作家ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ(William Carlos Williams, 1883-1963)の即興的な散文を、19世紀の「自動筆記」とタイプライターの出現および、それらが象徴する「書くことの女性化」という視点から読み解く。19世紀後半には交霊術やタイピング、心理学的実験といった様々な分野で自動筆記や速記が流行したが、他者の言葉を受動的・自動的に写す点で、これらは意識-身体-ペンのスムーズな連結に基づく男性的・ロマン主義的な作家像への脅威として受け取られた。ウィリアムズの即興は、こうした書くことの自動性にまつわる身体/意識の断絶やジェンダー的問題に極めて意識的である。19世紀の男性作家らが自動筆記を作家性や創造性への脅威と感じたのに対して、ウィリアムズはむしろ、書くことの自動化こそが身体性と女性性へと接近し新たな言葉を生み出すためのモダニズム的方法であると考え、タイプライターによる即興を行った