<研究ノート>幼稚園教育実習が学生の保育者像に与える影響
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- 田園調布学園大学
Abstract
本研究は,首都圏の保育者養成課程に在籍する4年生を対象に,幼稚園教育実習Ⅱの前後での保育者像の変容を調査したものである。実習前後にワークシートを用いて「理想とする保育者像」について自由記述で回答を得た。実習前に,59名,実習後には58名の学生が対象となり,KJ法を用いて回答を分析した。結果、実習前の理想とする保育者像は,子どもとの関わり方やコミュニケーション,保育の質と自己成長,職業的な在り方に関する8つのカテゴリーと32のサブカテゴリーに分類された。具体的には,子どもとの信頼関係の構築や,保育の質の向上,柔軟な対応が重視されていた。実習後の目標とする保育者像は,質の高い保育や自己成長,子ども中心の関わり方,保護者や地域社会との連携,チームワークの重要性など,8つのカテゴリーと44のサブカテゴリーに分類された。特に,子ども一人ひとりに合わせた個別対応や,主体的な学びの援助が強調されていた。
本研究は,実習を通じて学生の保育者像が具体化し,より実践的かつ専門的な視点が強化されることを示唆している。保育者養成課程における実習の重要性とその効果的な指導方法についての示唆を提供するものである