硬式テニスにおける「コツ」と「カン」の言語化を通した学び合いの形成

Abstract

保健体育科本実践ではフォアハンドストロークのアナロゴンを通して,「コツ」と「カン」を言語化し,他者と共有する活動を行った。授業を通して硬式テニス未経験者は第 1 回授業と第 9 回授業でスタンスや捻転運動に大きな変化が見られたが,経験者の動作に変化は見られなかった。学習カードに自身のフォアハンドストロークの「コツ」と「カン」を記入し,他者と共有する活動では,男女差が見られ,女子生徒の方が動きの言語化ができており,また,その言語化された「コツ」や「カン」を他者と共有し実践する姿が見られた。一方で男子生徒は動きの言語化があまりできておらず,動画で撮影した自身の動きについての記述が見られた。そのため,「コツ」や「カン」を共有する姿はあまり見られなかった。全授業を通しての反省点として,言語化に時間を使用したため,運動場面の時間が少なくなっていた。「思考力・判断力・表現力」の評価を考えるうえで,運動場面に使用する時間と学習カードの記入に使用する時間のバランスを検討する必要があると考える

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Last time updated on 11/07/2023

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