術前診断に苦慮した乳腺巨大嚢胞性病変の1例

Abstract

症例は82歳女性。4年前より左乳房腫瘤を自覚、5か月前より腫瘤皮膚瘻孔を形成し排液を伴うようになるも未受診の状態であった。失神で当院へ救急搬送され全身検索を施行したところ左乳房全体を占める径13cmの腫瘤、皮膚瘻孔からの多量排液を認めた。その他失神の原因となるような明らかな所見なく、当科を紹介受診した。細胞診は陰性であったが、画像所見・年齢・腫瘤の大きさから嚢胞内乳癌が術前診断として最も考えられた。嚢胞感染も疑われたため、初診より11日後に左乳房腫瘤摘出術を施行した。術後病理所見では上皮の二相性を認め乳管内乳頭腫と良性の診断となり、術前診断とは異なる結果となった。本症例のように嚢胞内腫瘍は術前の良悪判断が難しいことが多く、各種検査結果に基づいた総合的な判断が重要である

Similar works

Full text

thumbnail-image

sapporo medical university Information and KnOwledge Repository)

redirect
Last time updated on 10/07/2018

Having an issue?

Is data on this page outdated, violates copyrights or anything else? Report the problem now and we will take corresponding actions after reviewing your request.