Shinshu Honan Junior College Repository / 信州豊南短期大学リポジトリ

Japanese

表紙

　　　　　　目　　　次源氏物語の表現技法自由間接言説（free indirect discouse）の発生なによる語りと言説の分東原伸明1教材とその授幼児の造形表現を育ために稲生弘志1

執筆者紹介　　東原伸明（本学特任教授）　　　　　　　　（高知県立大学名誉教授）稲生弘志（本学准教授）編集委員　　　　　稲生弘志　　　北原泰邦　　　田中育子　　　坂田和光令和七年二月二十日  印刷令和七年三月一日  発行  　　信州豊南短期大学紀要第四十二号　　　　　　編集発行者信州豊南短期大学　　　　　　　　　　　　　長野県上伊那郡辰野町中山七二　　　　　　　　　　　　　電話〇二六六四四一一（代表）　　　　　　印刷所㈱宮澤印刷　　　　　　　　　　　　　長野県駒ヶ根市赤穂四二九五　　　　　　　　　　　　　電話〇二六五二五七一（代表）  　　編集後記今号は、源氏物語を素材にした論文一点、幼児教育分野の論文一点を掲載しております。前者は、本学で源氏物語の講義を担当している東原伸明特任教授によるもので、源氏物語を表現技法から、特に自由間接言説に照準を置いて論述しています。源氏物語という壮大な平安女流文学の中の最小単位である一つ一つの言葉が、それぞれ重い役割を担っているということが、当該論文で如実に示されており、あらためて、人物の内面を透視する力と、それを適正に叙述する力を備えた紫式部の類まれなる才能というものに感じいるところです。さて、本号のもう一人の執筆者である稲生弘志准教授が、令和六年度で本学を去ることとなりました。辰野と富山を往復しながら、講義、学生会指導、造形活動、子育てとご多忙な日々を送られてきた稲生先生ですが、実践を通じた幼児教育にかかる論文をコンスタントに本紀要に寄稿し、本学での講義をより実り豊かなものとしていらっしゃいました。先生には、心から敬意を表しますとともに、お礼を申し上げるものです。新天地での一層のご活躍を願ってやみません。（編集担当）26

奥付

稲生, 弘志

イナオ, ヒロシ

1１　はじめに　	　1２　研究の目的　	　教材研究とその授業評価　1　2　研究　	　　　　　	　～どのような美術館、展覧会ですか？・ハーモ美術館　・イルフ童画館　・高遠美術館　・世界の影絵きり絵ガラスオルゴール美術館　・辰野美術館　・池田２０世紀美術館　・彫刻の森美術館　・軽井沢千住博美術館　・ちひろ美術館　・神戸ファッション美術館　・伊那文化会館で行われた作品展　・山崎貴の世界展（松本市美術館）　・ウィリアムモリス展　・ヒグチユウコ展　・草間彌生展　・ヨシタケシンスケ展（サントミューゼ上田市立美術館）　・木下五郎彫鍛金展（豊科近代美術館）　・春陽会「誕生１００年　それぞれの闘い」展（長野県立美術館）　・「徳川家康　天下人の歩み」展（徳川美術館）　・今を生きる子どもの絵展　・高校の美術展に出品されていた作品どんな美術作品に心を動かされましたか？・授業で行った、ビー玉を転がして描く作品。・草間彌生の作品。鏡の部屋と天国のはしごに感動。・名前のない不思議な作品。観る人によって、つける題名が異なるのがおもしろい。・木下五郎の作品（彫鍛金作家）。・天紫生 [somnium」「静寂」千住博「四季」。・ピタゴラスイッチのような作品。・YouTube で見た「即興工作」・かがくいひろしの絵本。・山崎貴の絵コンテ。・授業で行った、オーブン陶土で作った作品。3　 に する 前、 近な をって、どんな 作品を作りましたか？　・ 校の 童館で、 ン ールを った工作をした。　・ 校の 、スト ーと コッ でりの を作った。　・ 近、 土で り を作った。　・ 校の 、 土で を作った。　　　　　　　　　 の の授業で、どんな とを たいですか？（ うとしていますか？）　・子どもと に し る を たい。　・ に描いたり作ったりできるようになりたい。　・子どもたちが に作る とができるような作品を作ってみたい。　・子どもが 作りのおもち など、 る とができる ートリーを したい。　・ の の工 、 の い について たい。　・ も んでいた けるような作品作りを たい。　・ 近な を った工作を く ってみたい。　・ が る、 なりの絵 立 作品を作ってみたい。　・ の で できるようになりたい。　・子どもの が できるような を たい。　・ でしっかりと い絵を描いたり工作したりできるようになりたい。そして、どうした 子どもの「 い」を き出 るのか ていきたい。　・おもち 作りでは、 作りの作品で んでも いたい。　・「 の 動にどのような いが るのか」を て授業に みたい。4　	　　　	　2　 h t t p s ex t g o p a enu sho t ou ne c sou r ou ou h t t p s ex t go p a enu sho t ou ne c s ou r ouou ne r a i h t53　研究　　　	　　64　　　	　　7　 　～ ～　	　１　陶 作品の展 の 子8　	　㋐ ㋑㋒㋒　　　　　　２　 いの り9　 	　　　　 	　	　　	　　　 　 　　　 　 　作品の 子オンひまわりひつ10　	　㋐ ㋑ ㋒　㋒　　　　　　リン　 ・ の作品11　　　　　　 	　　　　 	　　　　　	　　 　～ ～　　	　　	　　 画の 作工12　　　　　　　　　　　　 ㋐ ㋑ ㋒　 画作品13㋒　　　　 	　　　　　　 	　　　　　　　　 	　　 	　　　　 	　　 	　　　　　	　14　　	　㋐、㋑、㋒　㋒　　 	　　　　　　 	15　　 	　　　　　　　　 	　　 	　　　	　　　　　　　　　　　　　　	　　 の 子16　　	1２本の い を して　ビヨンビヨンと れる工に り　 出す工　トコトコ動く工17㋐、㋑、㋒　　㋒　　　　　　　　　　　　 	　　　　　　　　　　 	　　 	18　　　　 	　	　　　 	19　 	　 	　 	　 に　	　20　	　　　　 	 　　　 	　　

Instructional materials research and class evaluation ～ More creative expression ～

東原, 伸明

ヒガシハラ, ノブアキ

The Emergence of The Expressive Technique of“Free Indirect Discourse”in The Tal e of Genji: Continuous Analysis of“Narration”and“Discourse”through Analogical Thinking

田中, 育子

タナカ, イクコ

赤間, 公子

アカマ, キミコ

43Ⅰ　はじめに　　　コロナ禍のため中断していた幼児教育学科の公開講座を昨年（2023年）から再開することができ、今年は「SST（ソーシャルスキルトレーニング）の理論と実際～SSTの実践を通して、小集団での子ども同士の関りについて学びましょう～と題して6回コースで実施した。（図１）　　募集対象は本学周辺の保育所・療育センター・関係機関とした。SST (Social Skills Training) の理論と実際　公開講座実践報告Theory and practice of SST (Social Skills Training)－ Public　lecture　practical　report―田中育子　赤間公子図１　「SST（ソーシャルスキルトレーニング）の理論と実際」の概要44Ⅱ　ソーシャルスキルトレーニングとは　　ソーシャルスキルとは、普段の生活の中で、他者との関係や集団活動集団活動に順応・適応して社会生活を送るために必要な技能である。情緒のコントロールをしながら、一緒の集団に属する大人や子どもと関わる中で、協力し合い、一つの目標を達成すること、楽しく遊ぶ中で人と仲良くするためにはどういうことが必要かといったことを準備された環境の中で、個々の子どもの目標を設定し、様々な楽しい活動を通して自己肯定感を高めようという取り組みである。　　OECD（経済協力開発機構）では「情動の制御」「他者との協働」「目標の達成」というスキルを「社会情動スキル」として、学力や知的能力といった認知的スキルとは区別している。バランスのとれた認知的スキルと社会情動スキルは子どもが人生において成果を収め、社会進歩に貢献するために必要（OECD　2018）と記している。　　社会情動スキル＝非認知的能力は、発達特性の有無にかかわらず、ストレスの多い現代社会を生き抜く上で重要な力となる。Ⅲ　活動の概要　１　参加者　　集団を意識する仲間意識が育つ４歳以降であると、発達の特性が顕在化されやすく個々の活動目標も設定しやすいが、今回は申し込まれた子どもは表１のとおりであり、年齢的にも発達的にもばらつきが見られた。そのため、まずは一人ひとりのソーシャルスキルにつながる行動特性を観察しながら、活動メニューを考え、活動後のカンファレンスを丁寧に行う中で、個々の子どもの目標を捉えなおしながら、計５回の活動を行った。　　子どもたちの体調・保護者の都合等で毎回同じメンバーになることがなく、直前にメニューの変更を余儀なくされたこともあった。　　参加者の内訳は、下記の通りである。（表１）45大人現役の保育士 ４名１２名子どもに関わる仕事に従事している人 ６名かつて子どもに関わる仕事に従事していた人 ２名子ども２歳児 １名６名４歳児 ３名７歳児（小学１年生） ２名　２　第１回目　「SSTの理論を学び、グループ指導の準備」　　資料を基に、赤間が講義を実施した。　　　＜講義内容＞　　　　①SSTとは～その考えのもとにあるもの～　　　　②SSTのねらい　　　　③実践に向けて～活動の設定　セラピストのセルフチェック　技法～　　　　④SSTの効用について　　　　⑤実践に向けての準備（役割分担、遊びの設定等）回数 日　　　　　時 内　　　　容第２回（9/9）参加児童（４名）テーマ：集団行動・社会的認知（初めての集団の中でルールのある活動に参加する）１はじめのあいさつ２絵本３引越ゲーム４休憩（おやつタイム）５新聞遊び６おわりのあいさつ第３回（10/7）参加児童（３名）テーマ：セルフコントロール（自分の情緒や行動の特性を知る）１はじめのあいさつ２触ってみよう（感覚遊び）３玉入れゲーム４休憩（おやつタイム）表 1　参加者の内訳表２　第２回目～第６回目の活動メニュー46５引越ゲーム６絵本７おわりのあいさつ第４回（11/11）参加児童（４名）テーマ：コミュニケーション（他者を意識することで自分に気づく）　　　　　　　１はじめのあいさつ２玉入れゲーム（前回の改良）３休憩（おやつタイム）４引越ゲーム（前回の発展内容）５絵本６おわりのあいさつ第５回（12/2）参加児童（２名）テーマ：仲間意識　（みんなで力を合わせる）１はじめのあいさつ２手遊び３クリスマスツリー製作４休憩（おやつタイム）５黒ひげ危機一髪ゲーム６絵本７おわりのあいさつ第６回（12/9）参加児童（６名）テーマ：クリスマス会を楽しむ（一緒に活動することを喜び楽しむ）１はじめのあいさつ２クリスマスツリーをみんなで飾ろう３椅子取りゲーム４サンタさんからのプレゼント５休憩（おやつタイム）６絵本７メダルのプレゼント８おわりのあいさつ47（新聞遊び）（引越ゲーム）（感覚遊び）（玉入れゲーム）（クリスマスツリー作成）（黒ひげゲーム）（絵本）（クリスマスツリー飾付）48　３　カンファレンス　　プログラム終了後、下記のようにカンファレンスを約１時間実施した。《カンファレンスプログラム》１　はじめのあいさつ２　各子どもの行動の様子と振り返り３　次回に目標について話し合う４　おわりのあいさつ　４　カンファレンス～児童の変容～　　カンファレンスにおいて、子どもの初回と最終回の行動をまとめたものが右記の表である。（椅子取りゲーム）（おわりのあいさつ）（サンタさんからプレゼント）49初　回　の　様　子 最　終　回　の　様　子K児・初めての環境に落ち着かず。椅子に座ることがなかった。・その場にいる「人」よりも、「物」に興味を示して、見たり触ったりを繰り返していた。・椅子に座っている時間やみんなと一緒に過ごす時間が多くなった。・みんなの中にいたいという気持ちが出てきて、その場の一員という意識が出てきた。H児・保護者から離れることができず、表情があまりなかった。・年齢相応の発達はあった。・保護者から離れ、一人で椅子に座れるようになった。・笑顔や発語が増え、他の子どもと関わりを持とうとしていた。M児・参加する前は、発語が全くなかったが、今日は話が止まらなかった。・どの場面でどのような言葉を使うかということが理解できてなかった。・ルールを繰り返し説明して、その都度実際にモデルを示すことで、理解が深まっていった。・自分から、会場にいる子どもや大人全員に、お別れのタッチをしにいった。N児・最初は少し泣いて、保護者とともに参加した。・ゲームの理解が少しできると、その場にいることはできた。・保護者と離れて、積極的に参加するようになった。・ほかの子どもの動きを見て自分から真似をして、楽しんで参加することができるようになった。Y児・積極的に参加していた。・年齢相応の発達があった。・周りの子どもたちと、年齢相応に協調するような関わり方になった。A児・周りの様子を見ながらも、楽しんで参加していた。・座っていることは苦手なようだが、年齢相応の発達があった。・周りの子どもの影響を受けて、その場に応じた行動をするようになった。表３　SST を通じた子どもの変容50Ⅳ　参加者のアンケートのまとめ　　参加者からのアンケートをまとめると以下のとおりである。　１　指導者　　【設問１】今回ソーシャルスキルトレーニングの講座に参加しようと思った理由　　　・小集団での活動の進め方や取組を勉強したいと思った。　　　・ソーシャルスキルトレーニングに興味があった。　　　・さらに学びたくて、参加した。　　　・仕事でソーシャルスキルトレーニング（中～高学年グループ・個別リハビリテーション）をすることが多いが、実技を学ぶ機会が少なく、学びたいと思った。　　【設問２】受講して気づいた点や感想　　　・月に１回ではあるが、子どもたちの成長をみることができた。　　　・子どもの様子をみんなで話し合って、計画を立てて反省する流れが、より良い活動にしていくことができたと感じた。　　　・さまざまな立場の先生方がいることで、よりたくさんの気づきがあった。　　　・子ども同士の関わりを注意してみることができたので、新しい気づきがあった。　　　・ねらいをもって設定をし、活動を行う、そしてカンファレンスで様々な方の視点からの気づきを聞くことができ、勉強になった。　　　・一人ひとりに合った声掛けする大切さを感じた。　　　・５回を通して、こどもの変化（対人面、活動への参加意欲など）を感じることができた。　　　・子どものタイプ、年齢がバラバラの中で声掛け、活動の内容を考えることは難しいが、先生たちの姿を見て勉強になった。　　　・回数を重ねるごとに子どもたちの姿に変化があり、ねらいを持って活動を設定する楽しさがあった。51　　　・ソーシャルスキルトレーニングをするにあたって、子どもの発達段階に大きく差があると活動の設定に難しさがあると感じた。　　【設問３】受講された中で、今後の仕事や生活で活かせる点　　　・活動を設定し、実践し分析するということを繰り返し、子どもの姿を正確に捉え、その姿に合わせて活動を展開していくことは日々の保育の中で活かしていきたい。　　　・子どもの実態の把握の仕方　　　・計画して実践すること　　　・ソーシャルスキルトレーニングとしての関わりの見方　　　・普段の保育の中で、年齢の発達を捉え直すこと。そして、ねらいを持って活動することを今後いかしていきたい。　　　・小さい子どもと交流会などする機会があれば、会のメニューの立て方、進行の仕方など参考になった。　　　　【設問４】今後、参加したい講座　　　・実際に子どもがいる中で、実践することで、より理解できるので、実際に子どもと取り組めるもの　　　・子どもへの理解、子どもとの接し方　　　・玩具の作り方　　　・子どもに合った玩具の選び方や遊び方　　　・また、ソーシャルスキルトレーニング講座をお願いしたい。　　　・家庭の在り方が多様化しているので、家庭支援の講座があるとうれしい。　　【設問５】参加しやすい曜日や時間など　　　・土曜日・日曜日　　　・平日午後　　52　２　保護者　　【設問１】今回ソーシャルスキルトレーニングの講座に参加しようと思　った理由　　　・チラシを見たから　　【設問２】受講しての気づいた点や感想　　　・子どもと一緒に参加させていただき、子どもがとても喜んでいた。　　　・回が進むにつれて、座っていられる時間が増え、最終日のクリスマス会は、ツリーの飾り付けは集中して、友達と一緒に参加できていた。　　　・クリスマスに興味がわき、普段でもツリーの絵を見て指差し嬉しそうにしていた。　　　・保育所の加配保育士のように毎回付き添ってくれた学生さんにも、回を増すごとにスキンシップが増え、信頼関係が築けた気がする。　　【設問３】この先の子どもへの関わりなど子育ての上で活用できること　　　　・以前から、先生に見通しがたつこと、繰り返すことで生活が安定することを教えていただいた。今回、参加することで、身に染みてわかったような気がする。　　　・先生から教えていただいた多くのことが、こういうことだったのかと実感する日々である。　　　・一緒に活動することを喜ぶこと、楽しむことを実践できたらよいと思う。　　【設問４】今後、参加したい講座　　　・このようなソーシャルスキルトレーニング　　　・子育て講座　　　・療育講座53　　【設問５】参加しやすい曜日や時間など　　　・子どもと一緒であれば、平日夕方・土曜日・日曜日　　　　Ⅳ　まとめ　　今回の講座では、参加した子どもが少なく、年齢も異なり、発達的な配慮を必要とする子どもとそうではない子どもとで構成されていたため、活動内容や子どもたちの様子は想定外のことも多かった。しかしながら、観察者として参加された方々は現役・元保育士で、療育に携わるセラピストであったので、各回の遊びの担当を積極的に引き受けてくださり、工夫を凝らして実践してくださった。　　主催者の講座のねらいである、受講者にSSTについての知識を持っていただき、その重要性に気づき、子どもたちと関わる時の一つの視点に加えていただきたいという点においては、各回実施後のカンファレンス等で確認でき、達成したと考える。　　理論と実際と題して行ったが、実際の理論を実践するには、入念な準備とカンファレンスの充実とが必要であった。その点においては、時間の制約も参加者の参加状況等もあり課題が残る。　　SSTの理論を広めるという点においては、もう少し参加者数が必要であったと考える。募集期間や募集の方法等は、今後の課題である。付記：実施に当たり、幼児教育学科の学生のご協力をいただきました。ここに謝意を表します。参考：引用文献経済協力開発機構（OECD）無藤隆／秋田喜代美［監訳］（2018年）社会情動的スキル　明石書店佐々木晃著（2018年）０～５歳児の非認知的能力　チャイルド社54岡田智/愛下啓恵/安田悟編著（2021年）幼児と小学校低学年のソーシャルスキル　明治図書越川一恵/山口麻由美監修（2018年）ソーシャルスキルトレーニング事例集　池田書店小椋たみ子/遠藤利彦/乙部貴幸著（2019年）言葉・非認知的な心・学ぶ力　中央法規NPOフトゥーロLD発達相談センターかながわ編著（2010年）SSTワークシート自己認知・コミュニケーションスキル編　かもがわ出版NPOフトゥーロLD発達相談センターかながわ（2010年）SSTワークシート社会的行動編　かもがわ出版　

Theory　and practice of SST (Social Skills Training) 　― Public　lecture　practical　report ―

第四十一号４１Vol.信州豊南短期大学紀要信州豊南短期大学第４１号

The Effectiveness of Vegetables as Teaching Materials:

塩崎, 正

シオザキ, タダシ

A Study on the Cooperation between Educational and Childcare Facilities and Local Communities Leading to Community Development 　― Focusing on the relationship between Shinshu-style nature childcare efforts 　　and changes in the consciousness of local residents ―

　執筆者紹介　　塩　崎　　　正　（本学教授）稲　生　弘　志　（本学准教授）田　中　育　子　（本学准教授）赤　間　公　子　（本学教授）　編集委員　　　　　坂　田　和　光　　　北　原　泰　邦　　　稲　生　弘　志令和６年２月 20 日  印刷令和６年３月１日    発行　  　　信州豊南短期大学紀要　第４１号　　　　　編集発行者　信州豊南短期大学　　　　　　　　　　　　　長野県上伊那郡辰野町中山７２　　　　　　　　　　　　　電話　０２６６（４１）４４１１（代表）　　　　　印　刷　所　㈱　宮　澤　印　刷　　　　　　　　　　　　　長野県駒ヶ根市赤穂４２９５　　　　　　　　　　　　　電話　０２６５（８２）２５７１　  　　編集後記　　　紀要 41 号は、本学の二本柱の一つである幼児教育に係る論稿を 3 本掲載いたしました。いずれも、実践教育、実践活動を基に展開された論稿となっております。　世の中は、AI が席捲し始め、今ある仕事も、研究領域も、人類が創出した AI にひたひたと浸食されつつあるなどと感じていらっしゃる方も少なくないかと思います。しかし、AIでも太刀打ちできない領域があります。その一つが実践です。幼児教育は、実践なくしては成り立ちません。私たちは、自分たちの発明した AI を「侵食者」と見るのではなく、研究成果を高めるための相棒、補完するものと認識し、研究を深化させていくべきではないか…今回の実践に基づいた論稿を読んで感じたところです。読者の皆さまはどうお感じでしょうか。忌憚のないご意見を頂戴できたらと思います。　（編集担当）55

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Instructional materials research and class evaluation ～ More creative expression ～

The Emergence of The Expressive Technique of“Free Indirect Discourse”in The Tal e of Genji: Continuous Analysis of“Narration”and“Discourse”through Analogical Thinking

Theory　and practice of SST (Social Skills Training) 　― Public　lecture　practical　report ―

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The Effectiveness of Vegetables as Teaching Materials:

A Study on the Cooperation between Educational and Childcare Facilities and Local Communities Leading to Community Development 　― Focusing on the relationship between Shinshu-style nature childcare efforts 　　and changes in the consciousness of local residents ―

奥付

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