特別養護老人ホームにおける看護の実態調査(その1) : S県の特別養護老人ホームにおける

Abstract

特別養護老人ホームは、措置制度による運営から介護報酬による経営へ変わり、多くの課題が明らかになってきている。本稿では、特養の医療体制に着目し、施設長・看護職責任者・寮母職責任者を対象に、看護の実態を調査した。その結果、看護業務の現状と今後のあり方については、3者ともに最も多くの人が「医療的業務が主で生活援助が従」と回答した。看護職増員の必要性については、3者ともに半数以上が「必要」と回答した。「理由」は、3者ともに「施設内医療の必要性」をあげた者が8割以上を占めた。看護職の今後のあり方については、医療知識・技術を深め高齢者の健康状態の把握や状態変化への適切な対処ができ他職種と連携でき、介護職への医療技術指導ができることが望まれていることが明らかにされた

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