順天堂大学博士（医学）2015年度doctoral thesi

ホンダ, アキラ

本田, 彬

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JAIR: Juntendo Academic Information Repository

Normal pancreatic β-cell function in mice withRip-Cre-mediated inactivation of p62/SQSTM1言語: English出版者: 公開日: 2016-03-20キーワード (Ja): キーワード (En): 作成者: 本田, 彬メールアドレス: 所属: メタデータhttps://jair.repo.nii.ac.jp/records/2001841URL 授与機関名 順天堂大学  学位記番号 甲第 1698 号  Dysfunction in autophagy-deficient beta-cells occurs independently of the accumulation of p62/Sqstm1  (オートファジー不全による β 細胞機能障害は p62 蓄積とは関与しない)  本田 彬（ほんだ あきら）  博士（医学）  論文審査結果の要旨  本論文は、Sqstm1/p62 の膵 β 細胞における存在意義を初めて明らかにした臨床的に意義のある論文である。著者らは以前から 2 型糖尿病の病態において重要な膵 β 細胞の機能や量についての研究を行っており、オートファジーがβ細胞機能および量の維持に重要な役割を果たすことを明らかにしてきた。Sqstm1/p62 はオートファジー不全の細胞に蓄積することが知られており、肝ではオートファジー不全による機能障害は p62 の蓄積を介していることがすでに明らかとなっているが、膵 β 細胞においてはオートファジー不全の際に起こる機能障害で p62 の蓄積が病態に関与しているかどうか検討されたことはなく、本論文においてオートファジー不全によるβ細胞機能障害は p62蓄積とは関与しないことが初めて明らかにされた。すなわち、すでに報告されている全身 p62 ノックアウトマウスで食欲亢進に伴う糖尿病発症の際には膵β細胞の p62 は影響していないと考えられる。このことは今後の糖尿病治療においてオートファジーを焦点に戦略を構築する際の一助となると考えられる。また、以前に報告された肝および神経のオートファジー不全における p62 の検討と含めて考えると、オートファジー不全における p62 の関与は臓器によって異なることが再検証されたという意味でも意義深い。 よって、本論文は博士（医学）の学位を授与するに値するものと判定した。 

Normal pancreatic β-cell function in mice with Rip-Cre-mediated inactivation of p62/SQSTM1

https://jair.repo.nii.ac.jp/record/2001841/files/MDK1698-sinyou.pdf

Normal pancreatic β-cell function in mice with Rip-Cre-mediated inactivation of p62/SQSTM1

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