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Un estudio de caso de telecolaboración online entre dos universidades europeas
Authors
Kyoko Ito Morales
Publication date
24 February 2024
Publisher
Abstract
教育における物理的スペースからオンラインスペースへの移行はコロナ禍を機に加速し(Caudill 2022)、ポストコロナの現在もオンラインがリソースの一つとして効果的に用いられている。その一例が、地域的に離れた学生を繋ぐオンライン協働授業である。近年の研究から、外国語そして異文化理解能力向上における協働授業の有効性が確認されている (Godwin-Jones 2019)。また、生徒のインスピレーションを刺激するような新しい体験を提供するのが教師の役割と考えられる今日(Palmer 2005)、協働授業のモティベーション向上効果を分析することは妥当であろう。 一方、急速に加速するグローバライゼーションは外国語教育においてネイティブスピーカーを理想的モデルとするパラダイムを離れ (North 2022)、リンガ‐フランカと仲介能力を使ったコミュニケーションの拡大を助長している。この傾向は協働授業でも見られるようになってきているが、多くが英語を使った事例で、他言語での実践報告が期待されている(Godwin-Jones 2019)。 以上の先行研究に基づき、この発表はスペインとフィンランドの2大学間で行ったリンガ‐フランカとしての日本語を使ったオンライン協働授業の実践報告である。特に協働授業が学生の学習モティベーション向上に貢献したかに注目する。参加者は両国で外国語としての日本語を学ぶ大学生で、主にスペイン側のデータを分析する。1学期間協働授業の準備として毎回30分ほどの会話練習とFlipを使った交流を行い、最後にZoomを使った会話の協働授業で「なぜ外国語を勉強するのか」というテーマについて小グループに分かれて討論した。各セッションの後には Keller(2010)を基にし松崎ら(2005)が開発したARCSモティベーションモデル6調査項目を使って活動を振り返った。また、最終授業後協働授業を振り返る作文を書いてもらった。量的分析から、オンライン協働授業が注意喚起や満足度向上には有効だったものの、自分に対する自信を高めるのにはマイナスに働いたことが分かった。そして質的分析の結果、自信低下の原因は言語能力レベルの差と、それを埋めることができなかった異文化理解能力及び仲介能力の不足であったことが分かった
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Last time updated on 20/06/2024