Successful treatment of a habitual patellar dislocation after a total knee arthroplasty with a closing-wedge distal femoral varus osteotomy and medial patello-femoral ligament reconstruction

Abstract A 68-year-old female suffering from habitual patellar dislocations following a mal-positioned total knee arthroplasty (TKA) was successfully treated with a biplanar closed wedge distal femoral osteotomy (CWDFO) and medial patello-femoral ligament (MPFL) reconstruction. To the best of our knowledge, no such case has been previously described. Our experience with this case suggests that treatment for a patella dislocation following valgus mal-positioning of TKA should be considered positively. Level of evidence

内視鏡的経鼻胆道ドレナージにより治癒した胆嚢摘出術後胆汁漏の1例

雑誌掲載版67歳男.右季肋部痛を主訴とし,胆石・胆嚢炎の診断にて腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した.術中所見では,胆嚢周囲に強い癒着を認め,胆嚢管は炎症のため脆弱であった.術後1病日に腹部ドレーンからの胆汁漏が認められた.内視鏡的胆道造影にて胆嚢管断端からの造影剤の漏出は消失した.ドレナージは6日後に抜去し,再開腹することなく治癒した.炎症が強い症例では,特に胆嚢管の剥離やclippingに十分に注意を払うことが重要であるが,胆汁漏をきたした場合は,ドレナージは胆汁漏の低侵襲な非観血的治療として有用であ

副甲状腺腺腫の1例

雑誌掲載

食道癌における予後因子としてのリンパ節転移の検討

出版社版切除した食道癌106例を対象に,癌取り扱い規約のn因子に加えリンパ節転移個数,リンパ節転移率(リンパ節転移因子)と深達度,予後との関係を検討した。癌の深達度が増すと各リンパ節転移因子は進行するが,深達度が低いにもかかわらずリンパ節転移因子が進行している例を約20%に認めた。n因子と他のリンパ節転移因子間の関係では,n3, n4でもリンパ節転移個数,リンパ節転移率の少ない例を認めた。各リンパ節転移因子別の予後は,n3+n4,転移個数が5個以上,転移率が20%以上の症例は有意に不良であっ

食道癌における予後因子としてのリンパ節転移の検討

出版社版切除した食道癌106例を対象に,癌取り扱い規約のn因子に加えリンパ節転移個数,リンパ節転移率(リンパ節転移因子)と深達度,予後との関係を検討した。癌の深達度が増すと各リンパ節転移因子は進行するが,深達度が低いにもかかわらずリンパ節転移因子が進行している例を約20%に認めた。n因子と他のリンパ節転移因子間の関係では,n3, n4でもリンパ節転移個数,リンパ節転移率の少ない例を認めた。各リンパ節転移因子別の予後は,n3+n4,転移個数が5個以上,転移率が20%以上の症例は有意に不良であっ