523 research outputs found

    Japanese Teachers Busyness and Recognition of Official Busyness

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    戦後から現在に至るまで、わが国の教師は多忙な職業であるとされてきた。しかしながら、教師の担う職務が非常に多様な内容であることから、その多忙の内実と時代的な変化は詳しく整理がなされていない。本研究は戦後のわが国の義務教育の変遷を昭和20~30年代、40年代、50年代、60年~平成10年ごろの4つに区分し、時代ごとの教師の多忙はどのような量的・質的変化があったのかを検討し解決の課題を考察することを目的とする

    Interaction and Social Order in Thailand: An Anthropological Review

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    本稿は、変動の中にある現代タイ社会をマクロな政治経済学的分析のみで捉えることに疑問を呈し、人々の行為に足場をおいたミクロな視点からもタイ社会を照射する分析方向を探るための予備的考察である。その目的は、タイにおける相互行為と社会秩序をめぐる問題に対して、ミクロな分析を特徴とする人類学的研究が、これまで如何なる議論を積み重ねてきたのか、研究の歴史を紐解き、残された問題の所在を明らかにすることにある。 取り上げるタイの人類学的な先行研究は、「ルースな構造とパトロン・クライエント関係」、「儀礼、実践宗教」、「ルークスア・チャオバーン、恐れ、村の中の国家」、「インフォーマルな地方有力者」、「日常生活における相互行為」という大きく5つの方向に整理して論じる。 先行研究の整理から、今後の具体的な分析に残された問題や乗り越えるべき問題として指摘されるのは、「選択自由な行為観」、「関係の実体論」、「主観主義的相互行為論」、「観念的体系の構造論」という概ね4つの問題である。従って、今後の新たな研究では、選択自由な主観主義的相互行為論を相対化し、慣習的、拘束的な行為のやりとりを相互行為として対象化すべきこと、また、これまで分析が行われてきた宗教儀礼以外の集まりの場にも具体的な分析を拡げ、日常的な相互行為と社会秩序の関係を焦点化すべきことが、結論として指摘される。つまり、今後の研究に求められる視座は、タイの社会秩序を慣習的行為の具体的過程の中に、またその行為という地平から微視的に描き出すことであると言うことができる。研究論

    教師の職業ストレッサーにおける職場環境の要因と職務自体の要因がバーンアウトに与える影響の検討 ―職場環境要因が及ぼす緩衝効果(交互作用的効果)を中心に―

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    本研究の目的は教師の職業ストレッサーの中の「職場環境の要因」がストレッサー・ストレス反応過程である「職務自体の要因」・「バーンアウト」過程および「個人的ストレッサー」・「バーンアウト」過程にどのような緩衝効果を与えるかを検討することである。岡山県の小中学校教師710名を分析の対象とし2001年に調査を行った。まず、「職場環境の要因」4因子と「職務自体の要因」2因子の積計8変数と「職場環境の要因」4因子と「個人的要因」2因子の積計8変数の計16変数を独立変数とし、「バーンアウト」3因子を従属変数とする階層的重回帰分析を行った。その結果、やなどが緩衝効果を持つストレス予防に有効な変数であることが明らかにされた

    Japanese on Teachers' Busyness and Recognition of Official Busyness Ⅱ

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    本稿は教師の多忙・多忙感を規定する歴史的構造の検討(北神・高木、2007)につづき、教師の多忙間に関連する実証的先行研究の諸成果を整理し、今後の研究の課題と教師の勤務実態を改善する方策の提案を行うことを目的とする。そのため、まず多忙間やストレス、勤務上の効率など目的変数に関する議論を行い、ついでそれらに悪影響を与える属性と説明変数に関する議論を行う。これらの知見の整理と課題を踏まえた上で、今後の研究の方向性を4つの展望にまとめ考察を行った

    Japanese Teacher's Similar Type of Job Stressors

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    本研究の目的は教師のメンタルヘルス促進の実践のために、高い「バーンアウト」を生じることが予測できる教師の職業ストレッサーの類型化をこころみることである。岡山県の小・中学校教師710名を対象に調査を行った。まず、「職業環境の要因」(28項目)と「職務事態の要因」(16項目)、「個人的要因」(5項目)からなる3種類の教師の職業ストレッサーの3要因の平均得点を代表値とし、それをもとに小学校・中学校教師それぞれにおいてクラスター分析を実施した。その結果、小学校は3つ、中学校は4つのクラスターが示された。次いで、各クラスターごとに「バーンアウト」の3要因の平均得点の比較を一元配置の分散分析で検討した。その結果、小学校のクラスターは「バーンアウト」の高さの一貫した差が確認できない一方で、中学校は特定のクラスターの順番にあわせてほぼ「バーンアウト」が悪化していく傾向が確認された。以上の結果を基に「個人的要因」のストレッサーとしての「バーンアウト」への影響過程の複雑さと今後の実践上の課題を議論した

    An Essay on Ethnography of Interaction and Social Order in Thailand : Theoretical Background

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    本稿の目的は、タイ社会をマクロな政治経済的な制度論の分析のみではなく、日常の相互行為を通じて社会や秩序、政治経済が生み出されていくというミクロな視点からも照射するための予備的考察とすることである。同様の目的の為に先の拙稿〔2009〕では、ミクロな分析を特徴とするタイの人類学的な研究が、相互行為と社会秩序に関してこれまで如何なる議論を積み重ねてきたのかを整理した。その延長線上に本稿では、相互行為と社会秩序をめぐる問題に関して、タイの文脈を離れたより広い分野の研究が理論的にどのような議論を積み重ねてきたのかに焦点を当てて検討し、残された問題の所在と今後の研究視座を提示する。取りあげる理論的背景は、人類学あるいは周辺諸科学のものを対象とし、「方法論的個人主義-バルト」、「言語行為論-オースティン、サール」、「儀礼的コミュニケーションと日常的コミュニケーション-ブロック」、「エスノメソドロジー」、「共在の場における対面的相互行為-ゴッフマン」、「オートナーによる整理」、「ハビトゥス、戦略、象徴権カ-プルデュー」という7つの論点から整理する。結果、特にブルデューとゴッフマンの議論を中心に、プラクティスの議論を軸に相互行為の過程という視座から具体的な民族誌記述を重ねて行くことの重要性を導き出す。具体的には、今後の研究方向において、第1に、ゲームのセンスによって慣習的に遂行されていくプラクティスのやりとりのミクロな過程に徹底的にこだわり、相互行為と社会との連関に焦点を当てていくべきこと、第2に、その過程を具体的な場所と時を持った行為の場所から、微細な厚い記述のタイの民族誌的記述として明らかにすべきこと、という2点を課題として指摘する。研究論
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