初級漢字の部首・部品による分類表 : 字形教材作成のために

Abstract

日本語教師が漢字の字形指導をおこなう際に,学習内容や学習者のニーズにあわせて導入,練習用教材を作成しやすいように,教師が参照するための初級漢字の部首・部品による分類表を作成した。本表を用いると,同じ部品を有する初級レベルの基本漢字をすばやく調べることができ,既習漢字と関連づけながら新出漢字の導入,練習問題の作成が容易になる。また,教材作成において,部首・部品は仮名漢字変換での入力ができないため,字形に関わる教材準備は労力がかかる。そこで,分類表で取り上げた部首・部品について,教材作成に利用しやすい教科書体画像を作成し,画像もダウンロードできるように設計した分類表のWeb ページを作成した。Web 上ではブラウザの文字列検索機能を用いることで,分類表のどこに目指す漢字があるかを容易に確認できる。また,ユニコードで扱われている部首・部品に関わる文字も提示し,テキスト入力にも対応できるようにした。Article富山大学国際機構紀要, 第5号, 2023.3, Page 30-38departmental bulletin pape

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This paper was published in University of Toyama Repository.

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