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[研究2]節酒と赤血球膜Na^+-K^+-ATPasc活性

By 黒澤 豊

Abstract

[はじめに]悪性新生物,脳血管疾患,虚血性心疾患等いわゆる生活習慣病は,その発生の要因として普段の生活習慣が深く関与していると言われている。主な生活習慣の要因としては,食事,運動,喫煙,飲酒,ストレス等が指摘されている。脳血管疾患,虚血性心疾患の重要な危険因子として高血圧があるが,この高血圧または血圧上昇の危険因子としては,塩分の過剰摂取,寒冷,精神的ストレス,飲酒,強度の労働などが指摘されている。これらの疾患を予防していくためには,自分でコントロールできる要因への働きかけが重要であり,食習慣や飲酒習慣との関連を調査し,生活習慣の改善の効果を明らかにしていくことが必要と考える。[研究の構成]この研究では,飲酒と高血圧との関連をテーマにした。飲酒については,「飲酒量と伴に血圧が上昇する。」,「大量飲酒者では高血圧の頻度が高い。」といった,関連性を示す報告が多い。我が国では,飲酒に伴う食塩摂取の増加が血圧を上昇させるよう働いているとする指摘もあるが,アルコールが独立して関連を持っているとする報告もある。しかしその多くは,電解質のみを調整因子としており,栄養素または食品全体まで含めて検討したものは少ない。そこで,断面調査から、記述疫学的に飲酒と食品,栄養素摂取等の各要因との関連について検討し,更に関連の認められた食品・栄養素要因で調整した上で,飲酒の血圧に及ぼす影響について検討した(研究1)。次に,節酒による介入を行い,血圧の変動を調査するとともに,血圧の変化に関与すると思われる電解質輸送能について検討を加えた(研究2)。富山医科薬科大学・博士(医学)・乙第372号・黒澤豊・1998/8/26富山医科薬科大

Topics: 飲酒, 昇圧機序, 高血圧, 血圧の変化, 電解質輸送能, 断面調査, 介入研究, 赤血球膜Na^+-K^+-ATPase活性の変化
Year: 1998
OAI identifier: oai:toyama.repo.nii.ac.jp:00005173

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