Abstract

本実験では、核移植胚を作成する際の核移植法として主に用いられている注入法と電気融合法の二つの方法をウサギ体細胞核移植における核の移植法として用いて、どちらがウサギ体細胞核移植において有用であるかを検討した。その結果、注入法による核移植胚の卵割率、8 細胞期胚および胚盤胞期胚への発生率は、66%( 19/38)、31%( 9/38)、3%( 10/38)、電気融合法では、96%( 26/27)、89%( 24/27)、63%(17/27)で、電気融合法による核移植の方が注入法よりも胚盤胞期への発生率が有意に高かった(P<0.05)。また、胚の発生速度を比較したところ、電気融合法で得た胚の方が注入法で得た胚よりも発生速度が速くなることが示された。さらに、得られた胚盤胞期胚の細胞数をカウントしたが、有意な差は見られなかった。以上の結果より、ウサギ体細胞核移植胚の着床前発生において電気融合法の方が注入法よりも有用であることが示された。application/pdfdepartmental bulletin pape

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