The Work and Life of Japanese Brazilians

Abstract

日系ブラジル人の出稼ぎ就労の実態を概観し,1990年の入管法改正・施行が日本政府にとって「意図せざる結果」を招いたことを示す。政府はブラジル人を始めとする日系外国人が出稼ぎ目的で就労することを想定しておらず,日伯間において労働力の需給システムに関わる法整備を行ってこなかった。そのため,違法もしくは法の網の目をかいくぐるブローカーが介在する労働者の国際的需給システムが形成された。また,バブル景気の崩壊以降も,とくに製造業の雇用構造が安価でフレキシブルな労働力を必要としたため,日系ブラジル人の出稼ぎ労働者は2004年現在まで一貫して増加傾向にある。近年になって政府は国際的な人権レジームの動向に対応するためにも,日系外国人労働者の労働権や生存権を認める政策を出している。しかし,これらの政策が日系外国人の就労機会を制限してしまうという,第二の「意図せざる結果」を招きかねないのである。安価でフレキシブルな労働に就く日系ブラジル人の出稼ぎ目的と,出稼ぎが長期化・反復化し家族単位で就労するようになった彼ら/彼女らの状況を踏まえて,日系ブラジル人の生活実態とその問題点を指摘するとともに,地域における日本人との共生の可能性を検討する。日系ブラジル人出稼ぎ「意図せざる結果」共

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Last time updated on 05/04/2020

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