本稿は、「子どもの食と栄養」の授業における、食べる機能の発育発達、咀嚼をテーマにした食育活動に関する授業報告である。食育活動の実践に向けて、保育現場での具体的な取り組みについて検討、考察することを目的とした。はじめに、受講生自身の食事内容や咀嚼に関する実態を調査し、咀嚼回数と食品や料理の関連性について分析を行った。それにより、咀嚼に関する現在の問題点が明らかとなった。次にこれらの課題をもとに、グループディスカッションを行った。その内容は、保育者として、子どもに対する援助方法や食育活動の実践に向けての検討で あった。その結果、子どもの咀嚼力育成における様々な知見が得られた。受講生自身が、主体的に自身の食習慣を振り返ることで、食育活動に対する意欲が向上し、食育の必要性と食育活動への関心が高まったと考えられる。departmental bulletin pape
Is data on this page outdated, violates copyrights or anything else? Report the problem now and we will take corresponding actions after reviewing your request.