Abstract

この研究は、人間の動きをモーションキャプチャーという仕組みで記録することが可能な装置「KINECT」を使用し、人間の動作や感覚を機械が記憶するインタラクティブで基礎的なメカニズムの制作、またそれを使用した作品の制作を目的としている。KINECT はゲーム用センサーであり、一般家庭に数多く普及した装置である。本体から赤外線を照射し、その反射を読み取り人間の骨格を認識し、手足や胴体や顔の位置や角度のデータを生成することができる。これらの生成された一瞬一瞬の人間のデータを連続的につなぐことができれば、時間的に変化する人間の「動作」をデータ化することが可能となる。そして人間の身体の動きを記録することが可能であるならば、記録したデータを再生することがその技術の延長として可能になる。またこの再生はリアルタイムに再生することだけではなく、「時間」と「空間」を移して再生することも考えられる。開発した基礎技術「KINECTaction recognition software」によって、現在ここで行われている人間の動作を、ロボットを使用して他の都市で再生することも、あるいは同じ場所において20 年後に再生することも可能となる

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    Kobe Design University / 神戸芸術工科大学学術リポジトリ

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