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Journals for the Study on Thinkers

Abstract

本稿は,本誌第48巻第1号(1998年6月)に載せた拙稿「思想家の研究雑誌」の続稿である。今回もIで日本の思想家(6人)についての雑誌,Ⅱで外国の思想家(6人)を対象とする雑誌を,人物の出生年順にとりあげて,むすびで若干の補足をすることにしよう。1960年代にはじめた私のこの研究によってつぎのことが明らかになった。{1}日本で思想家の研究雑誌が発行されるのは,福沢諭吉や徳富蘇峰など戦前でも見られるが,外国人の思想家を研究した雑誌もまた,戦前すでに『トルスイト研究』(1916-1919)や『レーニン研究』(1931-1932)のように存在した。(2)戦後にはこの種の雑誌の発行は質的にも量的にも次第に増加し,河上肇や柳田国男などのように,同時に何種類かの雑誌が並行して発行されることもあった。(3)雑誌によっては最初から10号で休刊乃至廃刊すると予定したものや,種々の事情で結果的に短期に消滅する(所謂三号雑誌)ものもある反面,新しく登場して脚光をあびる人物をとりあげたり,従来省られなかった人物をわざわざ発掘して研究する特志の個人雑誌があらわれるなど,時代とともに有為転変をかさねてゆくことは,この種の思想・学術雑誌といえども雑誌というメディア一般のもつ宿命を感じさせるものがある

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Kansai University Repository

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